はじめに

「組み込みからWebまで統一された環境」

Rustは、Webやアプリの開発とほぼ同じ環境で組み込み開発ができます。 実際、組み込み開発はチップ(マイコン)ごとにIDEが必要になるケースが多く、仮に同じ言語だとしても開発環境構築が大きく異なります。 Rustは、あらゆるソフトウェアをほぼ同じ環境で開発できます。

Rust

また「cargo add クレート名」でOSSのクレートを瞬時に取り込めるのも魅力の1つです。 少し参考に各ジャンルで有名なライブラリ(クレート)を紹介します。Rustは実際幅広い領域で活用されつつあります。

GenreCrateNote
Stand AloneicedGUIアプリのライブラリ(クロスプラットフォーム)
Front End (Web)dioxusRustでフロントエンド開発
Front End (Webassembly)WebAssembly-
Server (Web)Rocktサーバーサイド
AIcandleミニマムなMLフレームワーク
Simulation (graph)plottersグラフ

Info

このガイドは完全な初心者を対象としておらず、変数の宣言やif文など基本的な使い方はカバーしていません。 そういったコンテンツは、インターネット上に多くの優れた学習コンテンツが存在します。 基本文法に不安がある方は、公式を翻訳したthe book(日本語翻訳版)で学習を始めるをオススメします。